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胃がん予防と検診

更新日:2023年9月15日更新 印刷

胃がんの発生要因

 胃がんの発生要因としては、ヘリコバクター・ピロリ(※1)の感染、喫煙があります。その他には、食塩・高塩分食品の摂取が、発生する危険性を高めることが報告されています。

(※1)ヘリコバクター・ピロリ

 胃や小腸に炎症及び潰瘍を起こす細菌のことです。胃がんや一部の悪性リンパ腫の発生に関連していると考えられています。ピロリ菌ともいいます。

胃がんの予防と検診

 胃がんの予防

がん予防のため気をつけること

 日本人を対象とした研究結果では、がん予防には禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、身体活動、適正な体形、感染予防が効果的といわれています。

【関連情報】

 科学的根拠に基づくがん予防(国立がん研究センターがん対策情報サービス)(新しいウインドウで開きます)

 がん検診

 がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。わが国では、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」で検診方法が定められています。

 胃がんの検診方法として「効果がある」とされているのは「問診」に加え、「胃部X線検査」または「胃内視鏡検査」のいずれかです。男女ともに、50歳以上の方が対象となっています。検診の間隔は2年に1度(※2)ですが、気になる症状があるときには、検診を待たずに医療機関を受診しましょう。
(※2)当分の間、胃部X線検査は40歳以上、1年に1度の実施も可

 なお、検診は、症状がない健康な人を対象に行われるものです。がんの診断や治療が終わったあとの診療としての検査は、ここでいう検診とは異なります。

【参考】ピロリ菌検査と除菌治療

 胃がんの発生要因の一つとされているピロリ菌への感染の有無を確かめるため、ピロリ菌検査を受けることができます。

 検査を受けたい方は、かかりつけ医にご相談下さい。

 検査で陽性となった場合、以下の方は、ピロリ菌の感染診断・除菌治療を保険適用で行うことが出来ます。

  (1)内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者

  (2)胃MALTリンパ腫の患者

  (3)特発性血小板減少性紫斑病の患者

  (4)早期胃がんに対する内視鏡治療後の患者

  (5)内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者

 

 ”これまでに除菌療法の主な副作用として以下の事象が報告されています。”
  (1)軟便、下痢
    便がゆるくなったり、下痢を起こしたりすることがあります。
  (2)味覚異常
    食べ物の味をおかしいと感じたり、にが味や金属のような味を感じたりすることがあります。
  (3)AST(GOT)の変動、ALT(GPT)の変動
    肝臓の機能を表す検査値が変動することがあります。
  (4)アレルギー反応
    発疹やかゆみがあらわれることがあります。

  (大正製薬株式会社「ピロリ菌除菌治療を受ける患者さんのためのQ&A」より引用)

   副作用について、主治医の方とよく相談の上、治療を受けるかどうか判断してください。

 

 【関連情報】

   一部の市町村では独自でピロリ菌検査を実施しています。

福岡県内でピロリ菌検査を実施している市町村 [PDFファイル/31KB]

 

 このページは、胃がん 予防・検診(国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」)を元に作成しました。

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